YEAR: | 2001.07 |
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CITY: | Osaka/Nishi |
この計画は、10年前に建てられたビルのリニューアルである。主にアプローチ動線の処理およびコア部のつくり込みを行ない、新しく再生させた。 敷地は、地下鉄四ツ橋駅の南西部であり、新しい街へと変貌を遂げつつある界隈の中心に位置し、低層階を事務所、上層階をマンションで構成している。 主に1、2階のつくり込みを中心に行ない、ビル全体のイメージをヒューマンスケールにおいて最大に表現することに努めた。 まず、計画するにあたり、最小公倍数、最大公約数を基本に、無駄な装飾は施さず、グリッドおよび動線の整理を中心に行なった。 会社の顔とも言えるエントランスロビーは正面壁に特徴ある石を貼ることで重厚感を与え、グリッド処理した天井とともにアクセントに入れた赤い壁やデザインされた階段などにより、すっきりした気品ある建築の中に遊び心のある特徴的な空間を創り出すことができた。 これらにより、重厚でかつ繊細なアーキテクト的建築に再生することができたと自負している。