T HOUSE Ⅱ-MEGAMIYAMA
YEAR: 1996.03
AREA:
TOTAL AREA:
STRUCTURE:
CITY: Hyogo/Nishinomiya

この住宅はT HOUSE I-MEGAIMIYAMA(物件No.002) オーナーのご子息夫婦の住宅であり、本宅の敷地から徒歩圏内に位置する。 開放的なプランニングを意図した玄関・居間・食堂・台所および階段ホールは1つの空間で確保され、床レベルの変化のみで機能を分けている。 これは十字に配した各コーナーからの視界が、常に全体の内なる部分となり、その裏に、常に何かを期待させる空間の構成である。仕上げは、無垢のフローリングとテラコッタタイルの床、左官の壁、天井には木製リブ板を用いて、自然素材の質感を活かしている。 特に壁仕上げには、色彩による精神的効果の試みとして、生命力を持っ彩度の高い色を使っている。本来「住宅」には人を包み込む精神性が必要である。これらは、人の心に豊かさを与え、創造力をかき立てる住まいの要素である。 外観も同様、木製サイディングと左官仕上げによる外壁は、周辺環境にやさしく道行く人々に安らぎを与えている。