この住宅は、芦屋市南部芦屋川近くの住宅地に位置する、地上4階建の既存住宅の内部全面リノベーションである。 祖母との同居をきっかけにした住まいである事から、既存建物にEVシャフトを設け、建物全体をバリアフリー化する為の構造検討からプランニングを始めた。 また、既存建物中央にある吹抜けに開放的なダイニングを配置し、オープンキッチンとリビングスペースとを、一体化させる事で広がりのある空間となった。 そして、内部空間と2階テラス部分との一体感を、より一層高める事で、祖母とご家族がこの住宅の中で、生活することの豊かさを感じ取れる開放的な住まいを表現している。